Over or Lost, Seventh

どこかに居る1人の人間が、生きた証を書き残す場所。たぶん。

オリジナルコーデ(オリコ)作りで使えるかもしれないコツ講座 "Make Your Coorde!!"②

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皆さんこんにちは。紫雲ななせです。

というわけでDCDアイカツオリコ講座、第2回です。

今回はオリコ作り最大の要となる「組み合わせ」作業について書いていきます。

 

☆本講座は大きく分けて3つの記事に分かれています。

①まえがき、前準備…

seventhviolet.hatenablog.jp

②組み合わせ(カード、筐体)…☆この記事。

③完成後、番外編(コラム)…

seventhviolet.hatenablog.jp

  

 

②-1 組み合わせ(カード)


さて、次はいよいよ組み合わせ作業です。
まずは実際に筐体で確認する前に、候補となるカードをピックアップしていきます。
そして、それらを縦に並べて大まかな構成イメージを見ていきます。

 

…と、さらっと書きましたが、いきなり「さあ組んでみよう」と言われても悩んじゃいますよね。
なので、ここではカードを選ぶ"コツ"の1つをお教えします。

それは、「色」を意識することです。

 

●まずは「色」を意識してみよう

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例えばイメージが事前に浮かんでいる場合は、そのイメージの中心となる色。
キーカードが決まっている場合は、そのカードが構成している色。
このように、事前に立てた構想の芽から「そのコーデを構成するメインカラー」を1つ決めます。
そして、必要に応じてその周りに使われる色についても考えていきます。

 

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例えばこのコーデだったらメインは「水色」、周辺色は「青」「虹」。

 

何故「色」なのか?という点について。
まず、オリコを組むというのは即ち「本来異なるドレス同士を組み合わせる」ということです。
完成形として提示された形が存在しない以上、ただカード同士を組み合わせただけでは大体の場合全体ごとバランスを崩して「ただそれぞれパーツを着ているだけ」になってしまいます。
最終的に目指すべきは、「コーデとして(最低でも)1本の筋が通った、自分にとっての理想の組み合わせを見出す」ことなのです。

そして「色」というのはダイレクトな視覚情報の1つであり、どんなドレスを使うにしても持っている要素。
そこにコーデとしての中心軸を置くことで、まずはどんなパーツを選ぶべきかというのが少なからず見えてくるようになります。
大切なのは「候補となる選択肢を絞りつつ、その中で可能性を見出す」ことであり、その中で「色」というのは組み合わせるカードの選定から完成形の構築まで一貫して使うことができるわかりやすい要素なのです。

勿論、組み合わせる上で大事な要素は他にもいろいろあるのですが、まず何か中心になるものを!と詰まった時は「色」と考えてみましょう。

 


●この時点で候補を絞りつついくつか用意しておこう

 

カードをあれこれ選んでいると、いくつか「どっちにしよう、どれにしよう」と悩むものが出てくると思います。
基本的に組み合わせを繰り返すことで悩む選択肢は極力減らしていきたいところですが、それでもそんなパーツが出てきてしまった時どうするか。

答えは簡単、「一旦どっちも残しましょう」。

次の章でも別途解説しますが、組み合わせ作業は「カード」と「筐体」の2フェーズを踏んで行います。
カード上ではいける!と思った組み合わせも、実際に着せてみるとうーん…?となってしまうことはオリコを作る際に非常によくあることです。
そして、その違和感は1パーツを別のカードに変えてみることであっさり解決することもあります。
この時に予め「候補」を何パターンか用意しておけば、その場ですぐ試すことができます。
それでもダメならまたカードから組み直せばいいだけです。

時にオリコ作りは中々スムーズにいかず歯痒い思いをすることもあるかもしれませんが、あまり思いつめず「こっちはどうかな?」みたいな感じでラフに構えてどんどん試していきましょう。

 


●発展:「グッドコーデ」から学ぶ組み合わせの考え方

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アイカツ!」のNコーデには、本来の組み合わせとは別に特殊な組み合わせが存在します。
これは「グッドコーデ」と呼ばれるものです。
組み合わせのパターンはカードにより異なりますが、言わばこれは「公式オリコ」と言っても過言ではないものでした。
どんなものかざっくり説明すると、
・使用するカードはNコーデのみ
・トップス/ボトムス/シューズで全て元ドレスが異なる(ものによってはタイプも全て異なる)
・組み合わせ方はカードの裏面にヒントあり
・1つのカードに対して複数の組み合わせ方が存在することもある
・筐体上で使用すると、特殊なスペシャルアピールが発動できる

といったものです。
残念ながらスターズ以降は廃止されてしまいましたが、私が「ドレスの可能性は1つだけじゃない」ということに気づいたきっかけの1つになったのがこのグッドコーデでした。

さて、グッドコーデ自体の内容ですが、Nドレス同士の組み合わせだけあってやはりリアルの洋服を意識した組み合わせがほとんどです。
驚くべきはそのバリエーションの多彩さと、組み合わせの妙。
「カードを自由に組み合わせて楽しむのもまたアイカツ」という、公式からのある種のメッセージでもあったのでしょうか。

「オリコ作ってみたいけど難しそう」「全然思った通りに組めない」という声は非常によく聞きます。私自身も未だにしばしばそうなります。
ですが、可能性は時に意外な形ですぐそばに転がっているものです。
「こんなのできそう」「この組み合わせどうかな…」と思い付いたら、悩むより先にまずは自分の手で試しに組み上げてみましょう。
気軽に楽しめて、それでいて奥深い。それがオリコ作りの楽しさであり、本質ではないかと私は思います。

 

 

②-2 組み合わせ(筐体)

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カードをある程度選定できたら、次は実際に筐体上で着せてみましょう。
カード上の組み合わせだけでは見えなかったものや、意外な相性が見えてきます。
もしここでどう組み合わせてもダメだー!となってしまった場合でも、一旦落ち着いて
もう一度カードの組み合わせから考え直していきましょう。
基本的によほどうまくいった場合を除けば、②-1と②-2は行ったり来たりするもの、と考えておいた方が良いです。


●カード上と筐体上の「見え方」の違い

さて、ここで1つ注意が必要なポイントがあります。
それは「カード上と筐体上では、同じドレスでも見え方が一緒とは限らない」ということです。

例えば、②-1 でも解説した「色」。
筐体にカードを読み込ませた時、「なんかカードと色の加減が違う?」と思ったことはありませんか。
普段であれば色の影響はコーデ全体に及ぶので一周回ってそこまで問題にならないかもしれませんが、オリコパーツとなると事情が変わってきます。
メインカラーが1パーツだけズレるだけで、全体のバランスが崩れてしまうこともままあるのです。
また、色以外にもパーツの形や模様など、惜しいところが実際にはすれ違っていた…というパターンも多々あります。

こういったものは、いくらカードの印刷とにらめっこしたり穴が開くほど見つめたりしても実際に筐体上で着せてみなければなかなか見えてきてくれないものです。
なので、本講座では「組み合わせ」を"カード"と"筐体"の2つのステップに分けて考えています。
この2つの「組み合わせ」による試行錯誤こそ、オリコの最終的な完成を目指す上で必要なのです。

 

…時にカード上で組んだ構成のままうまくいく時もありますが、それはそれで「ラッキー☆」ということで。

 

●大事なポイントは「全体を見る」「違和感を減らしていく」こと

実際に筐体で組み合わせを試す際、どんなことに注意/着目するか。
それは"コーデの全体像を見ること"と、"全体の違和感を減らしていくこと"です。

 

まず"コーデの全体像を見ること"。
実機で試す際によくあるのが、「AとBのパーツは相性抜群だけど他がなんかなぁ…」というパターンです。
カード上である程度合わせた後だと、割と「全部ごちゃごちゃでダメ!」というパターンはそこまでないです。
逆に、「ここだけなんか違う…」と、組み合わせた結果局所的にしっくりこないことはよく起こります。

ここで大事なのは、「コーデの全体像をみて、それを完成に持っていく為にどんな要素が必要なのか?」というのをイメージから突き詰めてパーツ選定に活かしていくことです。
その結果カードの組み直しに至ったとしても、見出した要素を頭に置いた上で試し直すことができます。

 

そしてもう1つは"全体の違和感を減らしていくこと"。
元々別のコーデパーツを組み合わせる以上、「全パーツ間に全く違和感がない」完璧な組み合わせは存在しません。
その上で「減らせる違和感は減らしていく」のが自然なオリコを作る上で大事になります。
先のポイントと少々被りますが、大きな違和感がある場合はまずそれがどこから生じているのか、どう軌道修正すればいい感じになるかを考え、試していきましょう。

 


●発展:時には「思い切り」も大切

これは私個人のあるあるかもしれませんが、途中でほぼ完成形になりかけたコーデをえいやっとキーパーツ以外全部組み直してそれまで組んでいたものとは全く別の形になって完成に至ることがちょくちょくあります。

このように、キーパーツから組んでいたコーデをイメージの転換に従って一新させる、あるいはイメージ先行で組んでいたコーデからキーパーツを見出して合わせていく、というやり方も時には有効になります。
常に使えるテクニックではないですが、「どうしても詰まった時は思い切りも大切」です。
頭の片隅にでも覚えておくと、いざという時役に立ってくれるかもしれません…

 

 

 

さて、第2回はここで終了となりますー。

既に講座の肝はこれでほぼ書き終えた感もありますが、もうちょっとだけ続きます。

果たして少しでも役に立てそうなことが書けているのか。

 

では、また次回!