⚠注意!!⚠
- この記事はアニメ作品「超かぐや姫!」のネタバレを含みます。
- 作品や音楽に関する解釈や意見はあくまで個人の感想(もしくは妄想)です。
- 今回は特に勢いのまま書いてるので、読みにくかったらごめんなさい。
…念の為もう1クッション挟みます。
この記事はがっつりネタバレを含んで色々書いてるので、
まず「超かぐや姫!」を視聴してから読み進めることを強く推奨します。
あ、映画館でまだやってるならそっちで観ると…すごいよ。
昨今巷で旋風を巻き起こしているオリジナルアニメ、「超かぐや姫!」。
劇場公開が決まる前から評判は聞いていたものの、その為だけにネトフリ入るのもなーと思っていたら「1週間限定公開→上映期間・劇場全国拡大」とあれよあれよと勢いを増してきて。
流石に気になってきたな…と思っていたところ、ふと劇中歌の1つである「ワールドイズマイン CPK! Remix」を耳にしてMVを視聴しました。
これを聴いて「あっこれは凄い作品かもしれない」と直感しました。
私の個人的主観なんですが、「音楽が良い作品は信用できる」という持論があって。
単に往年のボカロ曲のリファインってだけなら正直そこまでって感じだったんですけど*1、聞き覚えがあるのに全く別の味に、しかも原曲より遥かに私好みの味に仕上がっているセルフアレンジに思わず心を奪われました。
これは他の曲も凄いんじゃないかと思いつつ、せっかくなら初見は可能な限り新鮮なまま味わいたいという思いでネタバレを徹底回避しつつ曲もほぼノータッチにして暫く過ごしていました。
で、満を持して先日映画館で観たんですが…

参りました。予想以上に凄まじい作品でした。
初見の情報量と情緒、そして音楽達の力に文字通り圧倒されました。
鑑賞後軽く頭がくらくらするくらいには心を揺さぶられました。
あらゆる要素や感情を詰め込みながらも、最終的には恐ろしく一貫して「ハッピーエンド」を追い求める物語があまりにも眩しく、パワーに満ち溢れていました。
…これ元々Netflix配信限定だったってマジ?と思いましたし、執筆時点でも今なお勢いを増しているのを見るとやはりとんでもないポテンシャルを秘めていたのだなぁと現在進行系で感じています。


1週目の特典は無理ゲーだったけどなんか回収が続いている
ちなみに先日2回目も劇場で観たんですが、案の定1回目よりも泣きました。
普段映画ってそこまで観ないし特典があってもリピートもあまりする方ではないんですが、今回に関しては少なくとも2回は観る価値があるんじゃないかと思いましたね…
(なんならネトフリも入ろうか悩むけど、おうちの視聴環境が貧弱すぎてモチベが…)
…今回の本題である「音楽」に話題を戻します。
1回目を観た後に「よっしようやく解禁だーーー」ってなって早速公式YoutubeアカウントのMVをめちゃくちゃ聴き漁りました。なんならDL販売されてた劇中歌アルバムも買って聴き倒してます。
本編曲を聴き漁りながら色んな感情に狂わされていくのを感じる中で、ふと作中では流れなかったある「歌ってみた」楽曲に目がいきました。
それが「Tell Your World」です。
鑑賞前にマジで情報から極力離れるように動いていたので、そもそもこの曲を始めとした「歌ってみた」群についても実はノータッチでいました。
多分観る前に聴いてたら
「世代曲だ…懐かしいし今でも好きだな…そして早見さんのカバー良い具合に歌声が合うな…」
くらいで収まってたかもしれないんですけど、
観た後はもう…あの…
「この曲を"月見ヤチヨが歌う"こと」の文脈の重さと歌詞の調和…!!
という感情で聴く度に頭がいっぱいになります。ずるい。
元々この曲好きだったから特に刺さったんですよこれ。
歌詞に着目すると、ちょっとピックするだけでももうAメロの時点からあまりに一致してるとしか思えませんでした。
"ふと口ずさんだフレーズを捕まえて"って…もうそれはさぁ……
彩葉があの時口ずさんだアレであり、彩葉の人生を支え続けていたアレでもあり…
…もっと言えばどっちも「Reply」に込められたものなんですよね。
"胸に秘めた言葉乗せ 空に解き放つの"
…文句無しで「Remember」。
その上で"君に伝えたい言葉" "君に届けたい音"があるんですよ。
…8000年の時を越えてなお消えるどころか日増しに一層に強くなったそれの重みたるや。
…ダメだ曲聴きながらこの文章書いてたらまた泣けてきた。
と、軽く触れるだけでもあまりにも文脈と歌唱キャラクターがマッチしているこの曲なんですが、Tell Your World繋がりであるものをふと思い出しまして。
それは約3年前に開催された「Music Unity 2023」というイベントで、謎のDJ「DJ NOT PORTER ROBINSON」が最後にかけたマッシュアップ。
「Tell Your World」×「Something Comforting」でした。
当時私はこのイベントを配信(twitch)で観ていたんですが、その中でも一番といっていいくらい記憶に焼き付いたのがこのマッシュアップのパートでした。
www.youtube.com
この曲単体でもめっちゃ好きなので気になった方は是非聴いてみてください
youtu.be※イベントアーカイブは公式に残っていないので、別のオンラインイベントで披露されたものを代わりに載せます。
DJ NOT PORTER ROBINSON…一体何者なんだ…
そもそもとしてこの2曲、聴いてみるとわかると思うんですが合わせるにあたっての相性が凄く良いんですよ。
その上でマッシュアップのされ方というか、音楽としての調和した混ぜ方が見事で。
歌唱は「Tell Your World」を、メロディは「Something Comforting」を中心に組み立てられているんですが、全てのパートが違和感どころか新たなハーモニーを作り出すように自然とマッチしていてもはや新たな1曲として成立しちゃってるのが今なお凄いと思います。
個人的にラストに「Something Comforting」側の歌唱が入るところも何気に好きで、(もしかしたらここに特に意味が詰め込まれたわけではないかもしれませんが)締め方の一種の美しさを見たような気がしました。
…で、これを「超かぐや姫!」と絡めて解釈に巻き込むとある文脈が見えたんです。
そう、ラストに入っている「Something Comforting」の歌唱が大きなポイントで。
※以下、歌詞や楽曲要素の解釈についてはこちらのサイトを一部参考にしています
※楽曲単独での歌詞の解釈とは異なる部分が多く含まれます
まずラストの歌詞がこれです。
'Cause getting made you want more
And hoping made you hurt more
Oh, there must be
Something wrong with me
And getting made you want more
And hoping made you hurt more
Someone tell me
Something comforting
「手に入れるほど欲しくなる、希望を持つほど傷ついてしまう」
「あぁ、私はきっとどこかおかしいんだ」
「誰か私にかけてくれないか、励ましの一言を」
彩葉の歌声を掴まえたあの時から、彩葉を再び求めて、その一心で8000年もの時を重ねたかぐや。
その数多の思い出の中には、自分がこれまで経験したことのない絶望も深く刻まれていって。それでもあの時求めた希望を求めて先に進めずにはいられなくて。
数多の出会いと別れの中で得たひとつひとつのメッセージが、死ねない彼女を生かし続けて。
そして、ある時に「自分こそがヤチヨだったんだ」という、かつては信じられなかったであろう答えに辿り着いて。
ツクヨミを作り上げ、様々な人々に幸せを届け感謝を受けながらも、きっと一番欲しかったのは他でもない"誰か"…彩葉であり。
…あまりにも一致する文脈が乗りすぎていると思ってしまいました。
(一部強引に解釈したところもありますが…)
更に言うとこの「Something Comforting」という曲には、歌唱にある仕掛けが隠されています。
それは「自身の肉声」と「それにエフェクトをかけることで生み出した女性ライクな声」をパートレベルで織り交ぜつつ、最後の最後で"仮面を少しずつ剥がすように"どちらも自分自身であると種明かしをしていく、というもの。
そしてその種明かしパートこそが最後のこの歌詞の部分なわけです。
これを超かぐや姫!的観点で考えると…ひとつの大きな文脈が重なって見えました。
「月見ヤチヨ」の仮面の奥には、確かに「かぐや」がいたのです。
たとえどれだけの時間がかかっても、幾多の苦しみと絶望を経ても、決して失われることのなかった想いが。秘め続けるしかなかった想いが。
…あまりにも本編のあの湖畔のシーンとリンクしてしまって。
思わず美しいと思ってしまいました。
「Tell Your World」でヤチヨとして歌いきった後に漏れ出る部分に「ヤチヨの中に在り続けたかぐや」の秘め続けていた想いが詰まっているようで、もう…
…ぶっちゃけ色々書きましたけど、今回の内容はあくまで連想ゲーム的に思い出したものに勝手に解釈と文脈を見出してしまっただけです。
多分説得力を伴うような内容にはなっていないと思います。
ただ、こうやって思いもよらなかった方向から音楽や作品への想いを馳せ、絡めるまでに至ったのは、やはりこの「超かぐや姫!」という作品が持つ莫大なパワーがもたらした可能性のひとつ…なのかも。
そして特定の作品や音楽に限らず、世界に溢れる様々なコンテンツの中にこうした思いもよらぬ文脈の可能性が眠っているんじゃないかと思います。
もしかしたら、新たにそれを見出すのはこれを読んでいるあなたかもしれません。
…という感じで、なんか謎に己の中で燻った勢いに乗って書きたくなった話でした。
大会レポ書き終えて新年度一発目の内容がこれ?
SNSだとうまくまとまんないなーと思ってなんとなくこっちに書き出したんですけど、マジでただの書き散らしになってませんかこれ。
いや筆を走らせたのは他ならぬ自分なんですけど。
誰も止められやしない、書かずにはいられないってか
ともあれ前回の大会振り返りといい、時たまこうして文章を紡ぐエネルギーが出てきた時にはうまく出力していけたらいいなと思っています。
まぁ、スタンスは変わらず「書き遺し」なんですけど。
次に書く内容はぼんやり浮かんではいるんですが、果たして(二重の意味で)良い内容になるのかどうか。
それでは。
*1:ワールドイズマイン自体は世代だったけど当時そこまで刺さったわけではなかった

















